<社長ブログ>「社名の由来」と「ラウンジ系の音楽」と!
2021-06-07 徳永泰敏
グラフィックデザイナーの徳永です。
会社の社名「ティー・ラウンジ」の名前の由来は次の三つになります。
一つめは、私徳永の名前のローマ字の頭文字の「T」と「ティー」をかけています。
二つめは、「まずは、お茶(Tea)を飲みながら、お話しをしましょう」という気持ちを込めています。
三つめに、「ラウンジ系の音楽」を聴きながら、最高の気分でデザインを作り上げていきたいという想いが入っています。
今回は、その三つめの「ラウンジ系の音楽」についてお話ししていきます。
「ラウンジ系の音楽(ラウンジ・ミュージック)」とは、一般的にホテルのラウンジやカフェでかかる音楽で、そこに集う人々の会話や社交を邪魔しないムード音楽とされています。
ただ私は、映画音楽(サントラ)、ジャズ、ボサノヴァ、ラテン、イージー・リスニング、など幅広いジャンルの音楽であると解釈しています。
1955年にLPレコードが世に出てから音楽の文化は変わっていきました。
レコード会社が増え、才能あるアーティスト達のレコードがどんどん発売されて、音楽が商売として発展していったのです。
その当時主流だったのが、ラウンジ系の音楽でした。
音楽の質にこだわるミュージシャンも多く、良質な作品が数多く生まれて来ました。
私は全てリアルタイムで体験してはいませんが、その魅力に引かれていきました。
デザインを考える時も自分のお気に入りの曲を聴きながら考えることもあります。
同時にレコードジャケットのデザインもアート性が高い作品が沢山生まれてきました。
レコードジャケットのデザイナーと言ったらやはり、リード・マイルス(Reid Miles)が、私は一番業績を残したと思っています。
ジャズで有名なブルーノート・レコード(Blue Note Records)のジャケットの初期(1956年〜)の大半をデザインしています。
ダイナミックなタイポグラフィと写真のレイアウトは、デザイン業界全体に大きな影響を及ぼしました。
皆さんもどこかで、リード・マイルスがデザインしたブルーノートのジャッケット見たことがあるかと思います。
写真(レコードではなくCDですが)は、トランペッターのリー・モーガン(Lee Morgan )がリーダーのザ・ランプローラー(The Rumproller)というジャズアルバムです。
もちろん、リード・マイルスのデザインです。
デジタルがまだ無いアナログの時代に、これだけ大胆なタイポグラフィをデザインしているのは素晴らしいです。
リー・モーガンの写真が小さく入っているのも絶妙なバランスです。
タイトル曲の「ザ・ランプローラー」は、エイトビートのご機嫌なナンバーです!
そして、日本の曲である「月の沙漠」がジャズで演奏されいるのが嬉しいですね。